陶芸家の指導を受けながら、粘土を指でこねて大きな壺を作る子どもたち(守山市下之郷1丁目・下之郷史跡公園)

陶芸家の指導を受けながら、粘土を指でこねて大きな壺を作る子どもたち(守山市下之郷1丁目・下之郷史跡公園)

 滋賀県守山市下之郷1丁目の下之郷史跡公園の開設10周年を記念し、市内の子どもたちが、下之郷遺跡から出土した弥生土器をモチーフにした大型土器づくりに取り組んでいる。当時の文様や技法を専門家から学び、真剣な表情で粘土をこねながら弥生文化に思いをはせている。

 同公園は、県内最大規模の環濠(かんごう)集落跡として知られる下之郷遺跡の保存と活用を目的に2010年に設置された。発掘時の環濠の様子を紹介したり、発掘現場を見学したりできる施設を設け、子どもの歴史学習の場として活用されている。

 今回は下之郷遺跡を拠点に活動するキッズクラブ『GO Kids』の小学生10人が参加。陶芸の森(甲賀市)で活動する「世界にひとつの宝物づくり実行委員会」の陶芸家から指導を受け、昨年9月から高さ70センチの甕(かめ)と65センチの壺(つぼ)づくりに挑戦。ひも状の粘土をいくつも重ね、指で丁寧に形を整えていった。

 小学6年の男子児童(11)は「歴史が好きで参加した。昔の人の土器の作り方が分かって面白い」と話していた。

 11月の「下之郷遺跡まつり」まで公園で展示した後、タイムカプセルとして園内に埋めるという。