第1号と最新号を手に持つ家族新聞「撞木」編集長の岩本清さん(京都市右京区京北中江町)

第1号と最新号を手に持つ家族新聞「撞木」編集長の岩本清さん(京都市右京区京北中江町)

 家庭内の出来事をまとめた「家族新聞」を、京都市右京区京北中江町の岩本さん家族が作り続けている。家族全員が制作に参加し、うれしいことも悲しいこともありのままが手書きで温かく描かれている。

 新聞の名は「撞木(しゅもく)」で、今年で15年目。いたわる思いを読む人の心に響かせたいと付けた。編集長の岩本清さん(71)は「最初ははがきに家族の様子を書いていたが、書き切れないので新聞にした」ときっかけを語る。

 家族8人で力を合わせ2007年1月に第1号を発行。元日のみで、1年分の出来事と家族一人一人のメッセージを添えた。現在は500部を年4回発行しており、今年1月には45号を迎え、近隣住民にも好評だ。

 新聞では岩本さんの息子夫婦に新たな命が誕生したことや、地域の山国祭に参加したこと、旅行についてなど写真を添えて紹介。「昔の家族新聞を見ると、年月の流れを感じて懐かしい」と岩本さんは目を細める。

 毎月発行の地域新聞の「なかえ路」や「山国自治会だより」にも携わっており「自分や親しい人が載っていることや、読んで得したなぁと思われることが大事」とこだわる。

 新聞で改めて家族の絆を再確認できたといい、「楽しみにしている人たちのためにずっと続けていきたい」と意気込む。

 「撞木」は2020年12月に京都・滋賀機関紙・誌コンクールで特別賞を受賞した。過去に別のコンクールでも最優秀賞など多数獲得している。