即位の礼に合わせて生けられた「祝いのいけばな」(21日、京都市中京区・六角堂)

即位の礼に合わせて生けられた「祝いのいけばな」(21日、京都市中京区・六角堂)

  天皇陛下の「即位礼正殿の儀」が行われる22日、華道家元池坊は京都市中京区の六角堂(頂法寺)に「祝いのいけばな」を披露する。江戸前期の立花図(りっかず)を基に、現代性を取り込んだ作品で節目を祝う。

 同寺の住職を務める池坊は、花の名手として歴代天皇に重用され、特に二代専好は後水尾天皇の花会にたびたび呼ばれたという。江戸後期の仁孝天皇から昭和天皇までは、即位に合わせて献華した記録も残る。
 今回は二代専好の立花図から、天皇家の家紋にちなみ、菊だけを用いた「菊一色(きくいっしき)の立花」をアレンジ、未来への期待や希望を花に託した。前日の21日夕には、赤茶の大輪に、黄色や薄ピンクの菊、寒菊など9種類を取り合わせ、華やかに生け込まれた。
 同寺の田中良宜執事(52)は「災害も続いており、被災地の方々に笑顔を取り戻してもらえる明るい時代となるよう、願いを込めた」と話している。公開は22日午前6時~午後5時。