医療事故の損害賠償支出に関する条例違反があった近江八幡市立総合医療センター(同市土田町)

医療事故の損害賠償支出に関する条例違反があった近江八幡市立総合医療センター(同市土田町)

 滋賀県近江八幡市の市立総合医療センターが滋賀県内の男性に後遺障害を負わせた医療事故で、市条例違反となる損害賠償の支出について小西理市長は21日の定例会見で「市の規則に基づき問題ない」との見解を示したが、根拠は説明しなかった。

 センターは2016年に行った鼻の手術で男性に後遺障害8級相当の障害を負わせた。17年度に通勤・通院のタクシー代などとして520万円を支払ったが、「損害賠償を300万円以上支払う場合は議会の議決が必要」とする市病院事業設置条例に違反していた。

 小西市長は「今回のように支出が積み上がって、後から気付くこともないわけではない」とし、「(未報告の件などについて)注意はしたが、処分などが必要な案件ではない」と述べた。一方、「問題ない」という具体的な説明をせず公務を理由に会見を打ち切った。