自閉症の施設利用者が活動しやすい環境について、実例を示す塩見さん(京都府綾部市西町3丁目、あやべ・日東精工アリーナ)

自閉症の施設利用者が活動しやすい環境について、実例を示す塩見さん(京都府綾部市西町3丁目、あやべ・日東精工アリーナ)

 障害者を尊重したコミュニケーションの取り方を考える講演会が23日、京都府綾部市西町3丁目のあやべ・日東精工アリーナで開かれた。自閉症を持つ人との地域生活に関心を持つ市民らが訪れ、福祉施設での実例に耳を傾けた。

 同市は2018年、手話を言語と位置付けてコミュニケーションを促す条例を施行し、市民に理解を深めてもらうために講演を開催している。今回は障害者施設を運営する社会福祉法人福知山学園(福知山市)の塩見正人総園長を招いた。

 塩見さんは工夫や共感をテーマに、自閉症との向き合い方を説明。何をする時間か、空間かを明確にして接する手法を示した上で「一人一人に合わせて工夫する必要がある」とした。意思決定が難しい利用者とは「周りがいかにくみ取るか。複数の人と相談して、本人の最善を推定できるように」と訴えた。