亀岡市が公共施設に設置した給水機。ごみ削減のため紙コップなどは置いていない(京都府亀岡市安町・市役所)

亀岡市が公共施設に設置した給水機。ごみ削減のため紙コップなどは置いていない(京都府亀岡市安町・市役所)

 「プラスチックごみゼロ」を目指す京都府亀岡市が、ペットボトル削減につなげるため、公共施設に給水機を設置した。ペットボトルの代わりとなる「マイボトル」普及に向けた条件整備の一環で、今後、給水利用ができる「給水スポット」として協力してもらう飲食店なども募り、市民に「ペットボトル離れ」を促していく。

 給水機は市役所(安町)、かめまるマート(追分町)、ガレリアかめおか(余部町)、亀岡運動公園体育館(曽我部町)、市交流会館(宮前町)、図書館中央館(内丸町)、市文化資料館(古世町)に1台ずつ設置した。

 冷水(約5度)、常温水(約20度)、温水(約90度)から選び、自由にボトルに無料で給水できる。

 供給されるのは市水道水。市水道水は良質な地下水を取水し滅菌処理のみで各家庭に供給されており、国が定めた「おいしい水の要件」も長年ほぼ満たす。マイボトルへの移行に、この水道水の特長も生かしていく。

 一方、公共施設の数は限られ、市内で面的に給水スポットを広げるには民間の協力も不可欠。ただ、飲食店などを給水のみで利用する習慣は国内にはあまり広まっておらず、どこまで協力店が広がるかは未知数だ。

 市は今後、給水スポットをPRする店頭表示を製作するほか、店にとってメリットとなる誘導策も検討していくという。1月から条例でプラ製レジ袋の配布を全面禁止したばかりだが、「次はペットボトル削減を進めていきたい」(環境政策課)としている。