家畜のアニマルウェルフェアについて考えたオンライン講演会(京都市左京区・市動物園)

家畜のアニマルウェルフェアについて考えたオンライン講演会(京都市左京区・市動物園)

 専門家から生き物について学ぶ「動物園DEサイエンストーク」が24日、京都市左京区の市動物園であった。家畜を研究する帯広畜産大の瀬尾哲也准教授がアニマルウェルフェア(動物福祉)について解説した。


 瀬尾准教授は、アニマルウェルフェアについて「家畜の立場になって快適な飼養管理を考えていくこと」と説明した。国内の酪農の課題について、1農家当たりの飼育頭数が増えていることや化学肥料による環境汚染の懸念を挙げた。

 こうした問題を解決するため、一般社団法人が飼育方法や牛舎の構造など細かな項目を判断基準とする認証制度を普及させようとしていると紹介した。消費者側については「生産現場を知らず、安さを求めすぎている」と指摘。「食品の向こうにある現場に関心を持つことから始めてほしい」と呼び掛けた。

 瀬尾准教授はオンラインで講演し、来場者約20人はマスク姿で静かに耳を傾けた。