カラフルな絵画作品を見ながら和やかに会話する参加者とスタッフら(亀岡市安町・「安町ホーム 和の家」)

カラフルな絵画作品を見ながら和やかに会話する参加者とスタッフら(亀岡市安町・「安町ホーム 和の家」)

 京都府亀岡市の市民グループ「70’S Project」が昨年4月から月1回、生きづらさを感じている人や人間関係の悩みを抱えた人たちの居場所「亀岡わかくさねっと」を、同市安町の交流サロン「安町ホーム 和の家」で開いている。新型コロナウイルス禍で行き場を失った人も含め「気軽に話をしに来て」と呼び掛けている。

 2014年結成の同グループは、定年後の男性らの生きがいづくりなどを主に行っている。19年からひきこもりの人の支援に関する勉強会を重ねるうち、「当事者らが安心して集まれる場があれば」との思いが強くなった。

 そこで、活動を通して関わりのある一般社団法人「京都わかくさねっと」の亀岡版として、相談の場や居場所づくりを企画。「京都」は少女や若い女性の支援に限定した取り組みだが、亀岡では年齢や性別を限定せず、生きづらさを抱える人を広く受け入れることにした。

 毎月1回、朝から夕方までサロンを開放。好きな時に訪れた人が、同グループのメンバーや亀岡地区更生保護女性会の会員らボランティアスタッフとお茶を飲みながら雑談するなどして和やかに過ごす。3カ月に1回は公開勉強会として、福祉やひきこもり支援などの専門家も招く。

 今年初の開催となった24日は、昨年秋から続けて参加している市内の40代と50代の男性2人が顔を出した。スタッフと笑顔であいさつを交わし、2人が描いた絵を見ながら話に花が咲く。男性たちは「スタッフの人たちが面白くて話すのが楽しい」「最初に来た時、すぐに名前を覚えてくれてうれしかった」と声を弾ませた。

 同グループ代表の松尾清嗣さん(66)は「月に1日、ただしゃべるだけですが、助けを求めている人の心が少しでも軽くなり、次の行動へのきっかけづくりができれば」と願う。

 次回は2月20日午前10時半~午後4時。無料。