散策中に浮かんだ短歌を詠む参加者(京都府宇治市宇治)

散策中に浮かんだ短歌を詠む参加者(京都府宇治市宇治)

 飛鳥時代の衣装に身を包んで歌碑を巡り、自らも短歌を詠んで宇治の魅力を味わうイベント「ちはやぶる宇治の短歌会」が10日、京都府宇治市宇治の宇治川周辺で開かれた。26人が参加し、いにしえの宇治の世界観を楽しんだ。

 市民グループ「ちはやぶる宇治の未来をつくる会」の主催。万葉集や古今和歌集にも詠まれている宇治の魅力を広めようと企画した。

 参加者は平等院表参道や宇治神社、宇治上神社、宇治橋を巡り、道中の歌碑に立ち寄って歌の意味や背景を学んだほか、その場で、秋の宇治の美しさや飛鳥時代に思いをはせる短歌を作り、皆の前で発表した。

 会代表の森田誠二さんは「今で言うインスタ映えのように、素晴らしい景色に出会った時、昔は歌を詠んだのだと思う。たくさんの歌が残る宇治の魅力を知ってほしい」と企画に込めた思いを語った。神奈川県藤沢市から参加した三本松隆さん(51)は「衣装を着て歩くと宇治の魅力をますます感じられる」と話した。