野宮神社を出発し、沿道に詰めかけた観光客たちにほほえみかけて進む斎宮代(京都市右京区)

野宮神社を出発し、沿道に詰めかけた観光客たちにほほえみかけて進む斎宮代(京都市右京区)

 伊勢神宮へ向かう皇女の道中を再現する「斎宮行列」が21日、京都市右京区の嵯峨嵐山地域であった。地元保存会が毎年催して20回目の節目に、華やかな平安装束に身を包んだ約100人の行列が竹林や渡月橋を歩いた。

 斎宮は伊勢神宮へ派遣されて仕えた未婚の皇女。旅立つ前に身を清める潔斎所(けっさいじょ)が野宮神社の近くにあったとされることから、地元の斎宮行事保存会が1999年から実施している。

 十二単(ひとえ)をまとった斎宮代、中西紗菜さん(18)=西京区=が輿(こし)に乗り、正午すぎに野宮神社を出発した。沿道にずらりと並ぶ見学者に見守られ、女官や官人たちの行列が雅楽を奏でながら竹林の小径を進んだ。

 桂川に到着すると、斎宮代が川の水に手を浸す御禊(みそぎ)の儀を執り行った。