5年かけて100カ所の島を訪ねた旅行記を出版した安藤さん(京都府宇治市琵琶台)

5年かけて100カ所の島を訪ねた旅行記を出版した安藤さん(京都府宇治市琵琶台)

訪れた100島の形に板を切り抜いた木工も自作

訪れた100島の形に板を切り抜いた木工も自作

 国内の島巡りを続けている京都府宇治市琵琶台の安藤昌之さん(66)が100島到達を記念し、旅行記「島旅記録」を出版した。安藤さんは「豊かな自然や島民の温かさを知ってほしい」と語る。

 幼い頃から海や山が好きだったという安藤さんは小学校教員を退職後、2015年に鹿児島県の屋久島を旅行。縄文杉など「島の豊かな自然に魅了された」といい、100島訪問を「セカンドライフの目標」に掲げた。

 以後は毎月のように全国の島を訪れ、昨年3月に沖縄県の池間島で100島目に到達した。「夢中になっているうちに早くも回ってしまった」と喜ぶ。

 5年かけて巡った証しを残そうと、自身のウェブサイト「島旅アンディ」で公開している旅日記をもとに、船旅や現地の風景、動植物を多くの写真を交えて紹介する409ページの本を12月に完成させた。100部を作り知人に配ったほか、図書館へ納めたいという。

 「素朴で小さな島」に引かれるといい、日本海の飛島(山形県)や粟島(新潟県)など観光地化が進んでいない島を数多く掲載した。「島民に聞けば必ず名所がある。何度も親切に案内してもらった」と振り返る。

 東京からフェリーで24時間かかった父島、沖縄本島の約400キロ東にある南大東島など遠方の島も取り上げ、訪問時は「太平洋にぽつんと浮かぶ島影が徐々に近づく様子に感動した」と語る。

 現在はコロナ禍で旅行を自粛中だが、「面白い島はまだまだあるはず。橋では渡れない島だけで100島を目指したい」と意気込む。