インスタントラーメンや缶詰といった食料品を選ぶ大学生(滋賀県草津市野路6丁目・新宮会館)

インスタントラーメンや缶詰といった食料品を選ぶ大学生(滋賀県草津市野路6丁目・新宮会館)

 立命館大の学生が多く暮らす滋賀県草津市野路町の住民が、家庭で余った食料を学生に無償配布する支援活動を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で生活苦となった学生を手助けする狙い。

 野路町内会によると、同町を含む玉川学区には約2300人の学生が下宿する。活動は学区住人の同大学経済学部の佐藤卓利教授が町内会に協力を求め、動きだした。

 昨年暮れに町の広報紙を通じて支援を呼び掛け、インスタントラーメンやレトルトカレー、缶詰、玄米やもち米、地元産野菜などが寄せられた。「のじのじカフェ フードバンク」と銘打った食品配布会には事前に整理券を渡した学生ら約30人が訪れ、好きな食品4点前後を持ち帰った。

 同大学3年の学生(21)は「アルバイトの出勤日数が減って収入も半減し、食費を切り詰めている。支援は地域のつながりを感じられてうれしい」と喜んだ。配布会は今後も月1回程度実施する予定という。