亀岡産の小粒黒豆を使ったシフォンケーキと南丹高生がデザインしたきり箱。日本刀風ナイフもセットで付く(亀岡市安町・市役所)

亀岡産の小粒黒豆を使ったシフォンケーキと南丹高生がデザインしたきり箱。日本刀風ナイフもセットで付く(亀岡市安町・市役所)

 京都府亀岡市の南丹高(馬路町)とシフォンケーキ専門店ROSETTA(東つつじケ丘)が「光秀公シフォンケーキ」を開発した。亀岡産小粒黒豆を使った特製ケーキを、南丹高生がデザインしたきり箱に納めた商品で、市へのふるさと納税の返礼品として寄付者に贈られる。

 地域と連携したものづくり教育に取り組む南丹高が、市や亀岡商工会議所、府南丹広域振興局などと相談する中で企画。大河ドラマを念頭に昨秋から「歴史ファン」に狙いを絞った商品として開発を進めてきた。

 箱をデザインしたのは工業を学ぶ同高テクニカル工学系列2年の中澤大河さん(17)と藤井佑介さん(17)。中身を食べた後も飾れる箱にするため、歴史専門家の助言を受けながら、ふたの表面は騎乗の明智光秀を、裏面には黒豆も使われたとみられる戦国時代の食べ物「兵糧丸」を頰張る光秀をデザイン。レーザー加工で焼き付けた。さらに、ケーキをカットできるよう銅製の日本刀風ナイフも制作。切れ味も住民にケーキを焼いてもらって試すなどこだわり、二人は「地域と連携してものをつくる経験を生かし、市に貢献していきたい」と話す。

 一方、ケーキに使用した豆は、小豆ほどの大きさの黒豆「黒千石」。ケーキに入れると、大粒の丹波黒豆よりもふわふわ食感のスポンジと相性が良く、軽いのでスポンジ中に散らばり、おいしさが引き立つという。ROSETTAの横谷真也代表(46)は「箱と合わせ歴史ファンもうなる商品となった。亀岡の小さな黒豆が、大きな丹波黒豆よりもメジャーになり、『光秀公のまち亀岡』が知れ渡るようになってくれれば」としている。

 約20個限定。ふるさと納税寄付金3万5千円の返礼品なので、亀岡市民は入手できない。