店頭の掲示物で黙食を呼び掛けている飲食店(2021年1月26日、京都市中京区)

店頭の掲示物で黙食を呼び掛けている飲食店(2021年1月26日、京都市中京区)

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えようと、京都市は飲食店などの客に対し、店内では黙って食べる「黙食(もくしょく)」の呼び掛けを始めた。飲食の場での感染リスクが高いことから、会話と食事を分け、話をする時はマスクを着用するように求めている。

 黙食は福岡市のカレー店が考案し、新型コロナ対策の新たな合言葉として全国に広がっている。京都市は同店の許可を得て、市や市観光協会のホームページから掲示物のデザインをダウンロードできるように整え、市内の飲食店や宿泊施設などに活用を促している。

 中京区の飲食店「本家 田毎」の三条寺町本店では25日から、店頭や店内に黙食への協力を求める掲示物を貼っている。緊急事態宣言の発令期間中は掲示を続け、時短営業や手指消毒と合わせて感染予防策の徹底に取り組むという。

 堀部和宏社長(50)は「食事を提供する側としては会話しながら楽しんでほしいという思いはあるが、今は黙々と食べてもらいたい。これを機に素材の味や作り手の苦労を感じてもらえれば」と話していた。