路面の凸凹や破損が相次いでいる西国街道の石畳舗装(長岡京市開田)

路面の凸凹や破損が相次いでいる西国街道の石畳舗装(長岡京市開田)

 京都府長岡京市は、市内を縦断する西国街道で実施していた石畳舗装を取りやめ、新たな整備を進める。完成から15年以上がたち、凹凸や破損が目立っており、多額の補修費が課題となっていた。風情ある町並みに合った方式で検討するという。

 石畳舗装は、江戸時代の伝統的な町家が残る景観を生かしたまちづくりとして、2000~05年に市が実施した。馬場1丁目の交差点付近から南へ約1キロの区間で、自然石と衝撃吸収材を目地に使い、アスファルト舗装から変更した。

 特殊な工法で仕上げており、住宅建設による水道管工事で一部が掘り起こされると、舗装にひずみが生まれ、近年は凹凸やブロックの破損が相次いでいた。通行に支障が出るため補修が続けられてきたが、年間約500万円の維持費がかさんでいた。2021年度以降に事業を見直し、新たな方式で一帯を再整備する方針を決めたという。

 西国街道のうち、緑が丘から調子までは、石畳の整備を一部にとどめる「石畳風」の舗装になっている。市道路・河川課は「同様の方式も含めて、一帯の雰囲気に合った最適な整備を進めたい」としている。

 街道沿いや近くのJR長岡京駅周辺には神足商店会の店舗が並ぶ。会長の藤岡良樹さん(61)は「最近は危険な箇所も多く、不安に感じていた。西国街道の新たな形を示してもらい、一帯が再び活気づくきっかけになれば」と期待を寄せた。