ドローンを使って有害鳥獣の追い払いを始めた府猟友会の会員たち(福知山市畑中・福知山カントリー倶楽部)

ドローンを使って有害鳥獣の追い払いを始めた府猟友会の会員たち(福知山市畑中・福知山カントリー倶楽部)

 会員の減少や高齢化に悩む京都府猟友会が、有害鳥獣駆除に役立てようと小型無人機ドローンの活用を試験的に始めた。初日は福知山市に会員ら約20人が集まり、犬の鳴き声の入ったスピーカーを付けたドローンを使い、シカを捕獲した。

 ドローンの訓練場がある福知山市のゴルフ場周辺で、シカの狩猟が行われた。操縦者は犬の鳴き声や花火の爆竹音が大きく聞こえるよう、スピーカーの角度やドローンの高度を調節し、ハンターとの連携を確認した。途中で飛行の場所を変えながらシカを追い込んだ。

 府猟友会の西村義一会長(65)は「手応えはあったが、犬の鳴き声が聞こえる範囲が狭く、スピーカーの音の大きさの調節が必要と分かった。改良を重ねて機能を強化し、本格的に導入していきたい」と話した。

 府内では2019年度に2億7400万円の有害鳥獣の被害が出ている。行政から委託を受けて捕獲を行う府猟友会は、多い時で会員が6千人以上いたが、現在は約1800人に減少。平均年齢も60歳を超えているなど後継者の育成が課題で、府猟友会は大日本猟友会(東京)のモデルケースとしてドローン活用の実用化を目指している。