ひとり親が新型コロナに感染したら、やはり子どもが心配

ひとり親が新型コロナに感染したら、やはり子どもが心配

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 「未就学児を含む複数の子どもがいるが、配偶者とは別居中。もし自分が新型コロナウイルスにかかったら子どもはどうなるの-」。京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に、子育てと仕事を一人で担う滋賀県草津市の40代女性から不安の声がLINEで寄せられた。ひとり親が感染して入院したり宿泊療養になったりすると、幼い子どもが孤立してしまう懸念がある。調べてみると、支援体制は自治体によって異なるものの、京都・滋賀では自宅療養を希望する親が多く、本人の意向が尊重されるようだ。

 PCR検査で親が陽性となった場合、同居の子どもは陰性であっても濃厚接触者として2週間の経過観察が必要となり、自宅待機など不要不急の外出自粛を求められる。

 厚生労働省は昨年4月、祖父母など面倒を見る親族が近隣にいない場合、子どもを迅速に保護するよう対応を求める事務連絡を都道府県などに出した。滋賀県と京都府、京都市は、基礎疾患があったり症状が重かったりして入院が必要で子どもの世話をする人がいない場合は、保護者と相談の上で児童相談所に預ける選択肢も示している。

 滋賀県は、保護者の入院先の医療機関に子どもの一時保護を委託。保護者と子どもが同室で過ごせるようにしており、子どもの食事代など必要経費は公費で賄っている。県医療政策課によると、これまで26家族37人の利用があった。