アスベスト訴訟について市民に理解を呼び掛け、署名活動をする支援者ら(2012年6月、京都市下京区)

アスベスト訴訟について市民に理解を呼び掛け、署名活動をする支援者ら(2012年6月、京都市下京区)

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み、肺がんや中皮腫などを発症した京都府内の建設労働者と遺族計27人が、国や建材メーカー14社に計約9億6千万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は29日までに、二審大阪高裁が賠償を命じたメーカー10社のうち8社の上告を受理しない決定をした。

 原告弁護団によると、全国9地裁に千人以上が起こした「建設アスベスト訴訟」で、建材の市場シェアなどを根拠としてメーカーへの賠償命令が確定するのは初めて。