ワクチン接種に関する要望活動について取材に応じる門川市長(京都市中京区・市役所)

ワクチン接種に関する要望活動について取材に応じる門川市長(京都市中京区・市役所)

 全国20の政令指定都市でつくる指定都市市長会は29日、新型コロナウイルスのワクチン接種について政府に要望活動を行った。副会長の門川大作京都市長が、政府側でワクチン接種の総合調整を担う河野太郎行政改革担当相とオンライン会談し、接種費用の全額国費負担などを求めた。

 ワクチン接種の経費にはコールセンターの委託費や集団接種会場の会場費などがあり、国は全額負担する方針を示す。しかし補助単価が全国一律のため、人件費が高い都市部を中心に自治体の持ち出しが発生する可能性がある。京都市の場合、経費は総額約90億円で、うち市が約20億円を負担する計算になるという。

 非公開で行われた要望活動後、中京区の市役所で記者団の取材に応じた門川市長は「河野大臣は確実に全額を負担すると明言された。非常に有意義な回答だった」と手応えを述べた。

 河野氏は国会で22日に「『令和の運び屋』と言われるよう頑張る」と述べた。門川市長は会談でこの発言と河野氏の名字を引用し「ワクチンの運び屋というだけでなく、国民の安心安全、幸せの運び屋。まさにコウノトリだ」と持ち上げたことも明かした。