長蛇の列ができた京都市役所の記帳所(22日午後4時8分、京都市中京区)

長蛇の列ができた京都市役所の記帳所(22日午後4時8分、京都市中京区)

 「即位礼正殿の儀」が行われた22日、京都市では記帳所が設けられ、多くの市民が詰めかけて新たな時代への思いを込めて名前をしたためた。皇室ゆかりの京都、滋賀の社寺では即位を祝う法要や神事が営まれたほか、多くの公共施設や観光施設が無料公開された。

 京都市は皇室にゆかりが深いことから市役所分庁舎前(中京区)に記帳所を設けた。午前10時の受け付け開始から多くの人が集まり、昼過ぎから1時間以上待つほど長い列ができた。午後5時半までに計約2700人が記帳した。

 記帳に訪れた女性(85)=中京区=は「(上皇ご夫妻が)被災地で膝をついて避難住民と話されていたのが印象的。天皇皇后両陛下も国民の目線で大役を果たしていただけたら」と語った。父親(54)=左京区=と訪れた小学5年男児(10)と女児(10)のきょうだいは「戦争や悪いことがなく、みんなが仲良くなってほしいと思いを込めた」と笑顔で話した。記帳は宮内庁京都事務所に届ける。

 市内では仁和寺(右京区)、知恩院(東山区)などで奉祝法要が営まれた。御霊神社(上京区)では「令和」の出典にちなみ、万葉集の和歌が披露された。

 大津市の日吉大社で営まれた神事に参列した女性(60)=同市=は「天皇陛下は心の支えで、親しみを感じている。国民に寄り添うお姿を示された上皇さまと同じ方向に進み、国民がいつまでも平和に暮らせるよう見守ってほしい」と話した。

 府内では府立植物園や京都市動物園などが無料開放されて多くの市民が訪れたほか、日没後は京都タワー(下京区)が紅白にライトアップされた。