四条通側の入口に設置され「先斗町」の名を刻んだ石柱(京都市中京区)

四条通側の入口に設置され「先斗町」の名を刻んだ石柱(京都市中京区)

 先斗町通(京都市中京区)に軒を連ねる飲食店などでつくる「先斗町のれん会」は、四条通側の入口に、まちの名を刻んだ石柱を設置した。今秋予定される通りの無電柱化と石畳風の舗装にもなじむ和の装いで「先斗町の名をわかりやすく発信したい」としている。


 先斗町には地元の客とともに、新型コロナウイルスの感染拡大前までは、国内外の観光客も多く訪れていた。ただ、めぼしい目印がなかったため、すぐそばの交番に「先斗町はどこ?」と尋ねる人も多かったという。


 石柱は高さ1メートル、幅35センチ、奥行き15センチ。正面に「先斗町」の文字とともに、まちのシンボル・千鳥を赤くあしらい、アクセントを付けた。一般には難読地名でもあり、側面にはひらがなで「ぽんとちょう」と記した。


 30日に催された除幕式ではのれん会の役員や揮毫(きごう)した書道家宗政晴美さんらが集まり、お披露目された。緊急事態宣言後、先斗町の飲食店は時短営業に応じたり休業したりするなど苦境が続くが、のれん会の金田祐一会長は「暗い話題が多い中、地元にとって少しでも明るいニュースになれば」と話した。