第40回大阪国際女子マラソンが31日、大阪市の長居公園内の周回コースで行われ、東京五輪女子マラソン代表の一山麻緒(23)=ワコール=が、2時間21分11秒で初優勝を飾った。2004年アテネ五輪金メダルの野口みずきが05年に2005年にベルリン・マラソンで樹立した2時間19分12秒の日本記録更新はならなかった。同じく東京五輪マラソン代表の前田穂南(24)=天満屋=は2位だった。(記録は速報値)
新型コロナウイルスの感染拡大で大阪府内に緊急事態宣言が再発令される中、大会コースは長居公園内を約15周(1周2・8キロ)するコースに変更された。コース周辺にフェンスが設置され、無観客で行われた。高速化を狙うため、世界選手権代表の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)ら男子選手がペースメーカーを務めた。