スタッフがまいた餌を食べるサルたち。観光客の餌やりが絶え、不足分を補ってもらっている (京都市西京区・嵐山モンキーパークいわたやま)

スタッフがまいた餌を食べるサルたち。観光客の餌やりが絶え、不足分を補ってもらっている (京都市西京区・嵐山モンキーパークいわたやま)

 京都市西京区の「嵐山モンキーパークいわたやま」は、平日にサルに果物や穀物を与える回数を増やした。1月の緊急事態宣言後に平日を休園にしており、観光客からの餌やりが途絶えたためだ。サルたちはスタッフのサポートを頼りに、寒い冬を乗り切ろうとしている。

 約120頭の野生のニホンザルがいる同パークは、宣言の発令に合わせて2月末までの土日祝日以外は休園している。

 1回100円の餌やりでは、観光客がリンゴのかけらなどを与えていた。同パークが平日の餌の不足分を肩代わりする形で、開園中や閉園後などに1日数回実施していたスタッフによる餌やりを最大8回に増やした。

 頂上の広場で、スタッフが「おーい」と叫び、観光客向けの場内アナウンスが響くと、サルは続々と集まってきた。バケツからサツマイモやダイズなどをまくスタッフの後を追いかけ、餌を一心不乱に拾い集める。

 同パークでは、サルの状態を観察しながら、餌の量を調節している。冬は木の実なども少ない季節で、スタッフの森泰祐さん(31)は「ここはサルにとって食料を楽に手に入れられる場所。来場者のいない間も、おなかをすかせない手助けをしたい」と話している。