南丹市の特産品や観光地などを紹介するガイドブックやパンフレット(南丹市園部町・市役所)

南丹市の特産品や観光地などを紹介するガイドブックやパンフレット(南丹市園部町・市役所)

 京都府南丹市の2020年度のふるさと納税額が、過去最高だった前年度の倍以上の1億4千万円に伸びる見通しとなった。パンフレットなどでアピールに注力しているのに加え、新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要で、特産の牛肉などへの引き合いが好調に推移しているのが要因という。

 市地域振興課によると、1月下旬時点での申込額が1億3千万円に達した。年間では1億4千万円程度が見込まれ、6千万円だった19年度の2.3倍ほどになりそうだという。

 寄付の獲得に力を入れる市は昨年度末、皇位継承の祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」で同市産のコメが用いられたことや、食味の良さで知られる地元の平井牛などを紹介するパンフを作った。大手百貨店の高島屋が手掛けるふるさと納税のガイドブックでも特産品をPR。返礼品も400点近くに増やし、倍増につなげた。

 京都市や東京都などからの寄付が多く、リピーターも目立つという。同課の平井静男課長は「コロナ禍で取り寄せをする動きがあったことや、返礼品で地元企業に協力してもらったおかげ」と分析。「納税を機に、実際に市に足を運んでもらうなど、新たな南丹ファンをつくっていきたい」とする。