京セラが首都圏の研究開発部門を集約して立ち上げる「みなとみらいリサーチセンター(仮称)の入居ビル(横浜市西区・みなとみらい21)

京セラが首都圏の研究開発部門を集約して立ち上げる「みなとみらいリサーチセンター(仮称)の入居ビル(横浜市西区・みなとみらい21)

 京セラは25日、横浜市の再開発エリア「みなとみらい21」に首都圏の研究開発機能を集約し、新拠点の「みなとみらいリサーチセンター(仮称)」を来年5月にオープンさせると発表した。将来は千人規模の技術者が働くグループ最大の研究開発拠点を目指す。社外の知見や技術を積極的に取り込み、付加価値の高い製品の開発を強化する。

 集約するのは、横浜、横浜中山、東京の3事業所に分散する研究開発部門。横浜の2拠点ではIoT(モノのインターネット)や車載カメラ、エネルギー分野など、東京では主に医療分野の研究にそれぞれ取り組んでいる。3事業所に在籍する計600人の技術者が新拠点に移る。

 みなとみらい地区で新築オフィスビルの一部、延べ7800平方メートルを賃借する。IoT、人工知能(AI)、自動運転技術などが急速に進歩する中、グループの人材やノウハウを結集し、部品に組み込むソフトやシステムの開発力を高める。

 同地区では米アップルや資生堂などが次々に開発拠点を設け、村田製作所も2020年に新拠点を稼働させる計画がある。京セラが進出を決めたのは、東京都心から近いのに加え、IT企業やメーカーの拠点集積で、協業や連携など「オープンイノベーション」を進めやすい環境もある。

 新拠点では社外の技術者と議論したり、共同作業に取り組んだりする「共創スペース」も設ける予定。同社は「多くの人と出会い、交流しながら新たな価値を生み出す拠点にしたい」(広報室)としている。