刈り取られたタケノコを見て今年の作付け時期を考える参拝者(京都府綾部市篠田町・篠田神社)

刈り取られたタケノコを見て今年の作付け時期を考える参拝者(京都府綾部市篠田町・篠田神社)

 京都府綾部市篠田町の篠田神社でこのほど、タケノコの生育状況で農作物の豊凶を占う奇祭「筍(たけのこ)祭」が行われた。

 筍祭は室町時代に原型ができたとされる神事で、志賀郷地区の伝承「志賀の七不思議」の一つに数えられる。「お宝田」に生えたタケノコの場所や形から、参拝者自身がイネの出来や風水害の有無を判断する。

 2人の禰宜(ねぎ)が今月4日未明に境内のお宝田に分け入ってタケノコを探し、見つけた順に早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)の目印を付けた。午前10時半からの神事では、禰宜が根元から刈り取り、拝殿前に立て札とともに並べた。参拝者は豊凶の見方が描かれた立て札を参考にしながら、思い思いに作付け時期を考えていた。

 3日には同じく七不思議の一つの「茗荷(みょうが)祭」が金河内町の阿須々岐(あすすぎ)神社で営まれ、ミョウガの育ち方で豊凶を占った。