一つずつ手作業で丹念に作られる信楽焼のひな人形(甲賀市信楽町・陶房準)

一つずつ手作業で丹念に作られる信楽焼のひな人形(甲賀市信楽町・陶房準)

 信楽焼の窯元が並ぶ滋賀県甲賀市信楽町で、陶器のひな人形作りが最盛期を迎えている。工房にはかわいらしい表情のおひなさまが並び、3月の桃の節句を待っている。

 同町長野の「陶房準」では、陶人形作家の葛原準子さん(64)が23年前からひな人形を制作している。土の板を巻き付けて柔らかい雰囲気の着物になるように気を配りながら、1カ月かけて一体ずつ丁寧に手作りする。

 昨年11月から作業を始め、約60セットを制作するという。葛原さんは「土の味わいを生かしながら、子どもの健やかな成長を願って作っています」と話す。