多彩な花姿と豊かな香りで親しまれている洋ランを集めた展示会が、京都市左京区の府立植物園で開かれている。観覧温室の特別展示室で11日まで。
同園と京都洋ラン研究会が主催。同会の会員らが園芸種約150鉢を出展し、できばえを競った。
ピンクや白色といった華やかな大輪で「ランの女王」とも称されるカトレアをはじめ、食虫植物のような袋状の花弁が特徴のパフィオペディルムや、小ぶりの花が鈴なりに咲くデンドロビウムなどさまざまな種類が並び、甘い香りを漂わせている。
コンテストでは、池田昭夫さんのパフィオペディルムが最優秀の府知事賞に輝き、府立植物園長賞は八木龍太さんのルディシア、京都洋ラン研究会長賞は繁田こと美さんのパフィオペディルムがそれぞれ受賞した。
会場には販売コーナーも設けている。入園料と温室観覧料が必要。