神楽女が舞う中、手際よく稲を刈り束ねていく信者たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

神楽女が舞う中、手際よく稲を刈り束ねていく信者たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

 京都市伏見区の伏見稲荷大社で25日、神田の稲を収穫する「抜穂(ぬきほ)祭」が営まれた。神楽女が舞う中、すげがさにたすき姿の信者が、豊かな実りへの感謝を込めて稲を刈り取った。

 本殿での神事の後、大阪府摂津市の信者でつくる「三島初穂講」の男女16人が境内北側の神田に入った。

 神楽女4人が木製の鎌を手に「抜穂舞」と呼ばれる神楽を披露。信者たちは清められた鎌を手に、こうべを垂れる稲を手際よく刈り、束ねていった。神田の周囲には多くの参拝者が集まり、古式にのっとり行われる祭典に見入った。

 稲は6月の田植祭で植えられた。酷暑や台風の影響も少なく例年並みの約150キロを収穫、11月23日の新嘗祭で神前に供える。