天引の魅力を伝えるパンフを手にする佐田さん(左)と奥村さん=南丹市園部町天引・天引区公民館

天引の魅力を伝えるパンフを手にする佐田さん(左)と奥村さん=南丹市園部町天引・天引区公民館

 千体地蔵やかやぶきの薬師堂といった文化資源や、豊かな自然がある南丹市園部町天引をPRするリーフレットが完成した。「あなたらしく遊べる『むら』」というキャッチコピーの下、さまざまな楽しみ方ができる空間だと伝える。

 フルカラーの折りたたみ式で、広げるとA3判になる。住民でつくる「村づくり体験ツーリズム研究会」が5千部を発行した。

 神戸市出身で、天引を拠点に活動する猟師兼デザイナーの佐田祥毅(ひろき)さん(38)が写真の配置やコピーを主に考えた。他地域から来た人も自由に活動できる雰囲気がある天引を、「許容力が高い」と話す。全国に知れ渡る名所こそないが、炭焼きやオオサンショウウオの観察など、自ら考えて楽しめる場が多い点に着目し、うたい文句を練った。

 青空に映える樹齢450年超のムクノキや、静謐(ひつ)さを漂わせる天引八幡神社などの写真は、地元のカメラマン奥村弘樹さん(48)が撮影した。「行ったことがない場所もあり、新たな発見があった」と振り返る。

 兵庫県三田市の女性イラストレーターの絵も添えた。優しげなタッチに天引の穏やかな空気感をにじませた。

 作成に関わった「天引区の活性化と未来を考える会」の原田久さん(69)は「リーフレットを手に足を運んでほしい。ウエルカムです」と来訪を呼び掛ける。原則毎月第2、第4日曜の午前に同神社付近で開く「むくむく市」などで配布している。