舞鶴市がワクチンの集団接種会場として調整している市総合文化会館

舞鶴市がワクチンの集団接種会場として調整している市総合文化会館

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向け、京都府北部の各市町が専任の対策チームを設けるなど準備を急いでいる。4月に始まる予定の高齢者への接種では、全市町が公共施設や病院などで集団接種を行う方針。会場への移動手段や医療スタッフの確保が課題で、市町によっては個別接種の併用も検討している。

 福知山市は地域公民館や市役所支所で受けられるようにする。医師らの確保ができれば集団接種に続けて医療機関での個別接種も行う予定で、出かけるのが難しい人は福祉施設や自宅でも受けられるよう検討している。

 舞鶴市は舞鶴文化公園体育館(上安久)と市総合文化会館(浜)の2会場を軸に調整しており、バスの配車も準備している。福祉施設では個別接種とする予定という。

 綾部市はあやべ・日東精工アリーナ(西町3丁目)を会場とする。市の推進本部には市立病院長も加わって現場の視点も取り入れる。全市的な集団接種は初めてで、円滑な移動が課題となっている。

 宮津市は市民体育館(浜町)を想定している。専用サイトからの予約も検討している。患者の基礎疾患を把握している医療機関での個別接種に向け、地元の医師会と調整を始めている。

 京丹後市は医療機関を会場とする予定。市立弥栄病院(弥栄町)、市立久美浜病院(久美浜町)、丹後中央病院(峰山町)、丹後ふるさと病院(網野町)が中心となる。峰山総合福祉センターや地域の集会所での対応も想定している。

 与謝野町は野田川わーくぱる(同町四辻)を会場とし、かかりつけ医による個別接種も調整している。

 伊根町は町コミュニティセンターほっと館(同町日出)を軸とする方針。電話予約制で、福祉施設には医師が出向く予定という。

 国の計画では3月中旬以降に接種券の郵送が始まり、同月末をめどに市町が接種の体制を整えることになっている。電話相談の窓口を設ける市町もあるが、前例のない事業だけに、市町の担当者からは「ワクチンがどのぐらいの単位でいつ来るのか分からない」「実際に始まらないと、1日でどれだけ対応できるか見通せない」など困惑の声も出ている。