井伊直弼の娘の嫁入りに使われた雛道具などを紹介する特別展(彦根市・彦根城博物館)

井伊直弼の娘の嫁入りに使われた雛道具などを紹介する特別展(彦根市・彦根城博物館)

 彦根藩の井伊家のひな人形を公開する特別展「雛(ひな)と雛道具」が、滋賀県彦根市の彦根城博物館で開かれている。小袖姿の立雛や婚礼で用いたミニチュアの調度品などを披露する。


 江戸期の大名家の婚礼では嫁入り道具として、ひな人形とひな道具をあつらえるのが通例だった。安政5(1858)年に高松藩松平家に嫁いだ井伊直弼の娘弥千代の品を中心に12点を公開する。


 弥千代のひな人形は男女一対で、いずれも紙の小袖をまとい、団子に目鼻をつけたようなあどけない顔立ちが特徴。


 ミニチュアの調度品は貝桶(かいおけ)や三棚(さんたな)、挟箱など85品がそろう。井伊家の家紋の橘と共に松や笹竹などの模様が描かれて、全体的に統一感がある意匠となっている。弥千代の歯黒道具や金蒔絵(まきえ)のかごもある。3月8日まで。有料。