化粧まわし姿で駆ける男性たち(京丹後市丹後町間人)

化粧まわし姿で駆ける男性たち(京丹後市丹後町間人)

 京都府京丹後市丹後町間人の岡成(おがなり)地区の伝統行事「百度打ち」が7日あった。寒風すさぶ海沿いの町を、化粧まわしを締めたはだしの男性たちが「わっしょい、わっしょい」と威勢のよい掛け声を響かせながら駆け抜けた。


 江戸時代に始まったとされ、節分前後と秋祭りの早朝に年2回営まれる。間人は戦前には相撲の巡業があったことから、「立岩」「城嶋ケ﨑」などの地元地名や「濱嵐」「濤(なみ)ノ音」など海にちなんだ刺繍(ししゅう)の化粧まわし姿で走るようになった。

 午前7時、30、40代の8人が公民館を出発し、町内約2キロの道のりを駆けた。後ケ浜で拾った小石を三柱、稲荷、早尾の3神社に2個ずつ奉納し、地域の厄よけや豊漁、無病息災を祈願した。

 厄年の会社員中江祥三さん(40)は「祖父や父の代から80年以上走り続けており感慨深いものがある」と話していた。