島津製作所が8日発売した物質表面用のPCR検査試薬キット

島津製作所が8日発売した物質表面用のPCR検査試薬キット

 島津製作所は8日、物質の表面に付着した新型コロナウイルスを検出する「拭き取り検査試薬キット」を開発し、同日から販売を始めると発表した。ドアノブや水道の蛇口などに付着したウイルスをPCR検査法により簡単に高感度で検出でき、感染拡大防止を目的とする衛生管理や安全確認に用いることを想定している。

 独自技術により、通常数時間以上かかる濃縮から判定までの工程を約100分で行える。販売価格は1キット(100検査分)が27万5千円(税別)。発売後1年間で千キットの販売を目指す。

 新型コロナウイルスは、感染者の体外に出た後でも感染力を維持するとされる。米国立衛生研究所の実験によると、感染力を維持する最長時間は付着したものによって異なり、プラスチックで72時間、ステンレスで48時間、段ボールで24時間という。

 島津製作所は昨年4月、新型コロナへの感染の有無を調べるPCR検査用の試薬キットの製造を始め、すでに国内外で販売している。