京都府が作成した寄付を呼びかけるチラシ

京都府が作成した寄付を呼びかけるチラシ

 京都府が亀岡市で建設中の「京都スタジアム」(仮称)の整備運営財源として見込む個人寄付が低迷している。6年前に5万6000人の誘致署名が集まった地元の亀岡市民でさえ、寄付者は12人(計67万円)にとどまり、市は関心の低下を危惧している。

 2020年春の開業予定のスタジアム総事業費は167億円。府はうち20億円を個人・企業寄付で賄う方針で今年3月から個人寄付を募り始めたが、18日時点で156人(計673万円)という。

 府がスタジアム候補地を公募した際、亀岡市では経済界や自治会を中心に人口の約6割に当たる誘致署名を集めて府へ提出。候補の5市町から選ばれた経緯がある。

 これまでに亀岡商工会議所など28団体の「京都スタジアム(仮称)を支援する会」は、寄付を募る府のチラシを会員に配布。府はJR亀岡駅にスタジアム模型を展示して市民に重点的に呼び掛けていた。

 署名数の0・02%に当たる市民しか寄付していない現状に、市担当者は「J2京都サンガFCの成績が上がれば寄付は伸びるはず」と、下位に低迷するサンガの奮起を期待する。亀岡商工会議所の岸親夫専務理事は「寄付をしなくとも、スタジアムはできると安心しているのか…。市民にしっかり呼び掛ける」。府もSNS(会員制交流サイト)などを通じ、市民やサンガサポーターなどにPRを強化する、という。