「いぶき2号」に搭載されるリチウムイオン電池(右)=GSユアサ提供

「いぶき2号」に搭載されるリチウムイオン電池(右)=GSユアサ提供

 GSユアサは、鹿児島県の種子島宇宙センターから29日に打ち上げが予定されている人工衛星「いぶき2号」に、子会社が製造する宇宙用リチウムイオン電池が搭載されたとこのほど発表した。

 宇宙用は真空状態や打ち上げ時の振動への耐性が求められ、特殊用途の電池を手掛けるジーエス・ユアサテクノロジー(福知山市)が製造した。

 「いぶき2号」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や環境省が温室効果ガスの観測を目的に2009年に打ち上げた「いぶき」の後継機で三菱電機が製造した。搭載される電池は電圧3・7ボルト、容量100アンペア時。通信や観測用の電源を担う太陽光発電が地球の陰で利用できない時間帯をカバーする。

 同社の宇宙用リチウムイオン電池は、気象衛星「ひまわり8号」やH2A、H2Bロケット、国際宇宙ステーションなど約150機に搭載され、シェアは容量ベースで世界トップクラスという。