京都府教育委員会は10日、府文化財保護審議会(高橋康夫会長)の答申を受け、新たな府文化財に鎌倉時代の慶派仏師による「木造菩薩立像」(長岡京市・勝龍寺)など4件を指定すると発表した。総件数は2088件になる。

 木造菩薩立像は13世紀初めごろの制作とみられる一木割矧造(いちぼくわりはぎづくり)。端正な造りで知られる醍醐寺三宝院・木造弥勒菩薩坐像(重要文化財)といった慶派・快慶の初期作風に酷似しており、快慶周辺にいた仏師が手掛けたとみられる。勝龍寺本堂の聖観音像として安置され、宝珠を胸前に持つ珍しい菩薩像になる。