森会長の女性差別発言に対する対応を内閣府の担当者に要請する嘉田氏(中央)=東京都千代田区

森会長の女性差別発言に対する対応を内閣府の担当者に要請する嘉田氏(中央)=東京都千代田区

 嘉田由紀子参院議員(滋賀選挙区)が代表を務める参院会派「碧水(へきすい)会」は10日、女性差別発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長に対し進退を含めた組織的対応を取るよう政府に要請した。


 嘉田氏は滋賀県知事だった2007年、新幹線の栗東新駅建設凍結を掲げた政策に対して森氏から「女の人だなあ。やっぱり(視野が)狭いなあ」と言われ、「公共事業を決めるのに男性、女性は関係ない」と反論した経緯がある。今回の森氏の発言に「いつも何度もおっしゃっていてアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)がきつすぎる」とあきれた様子を見せた。


 要請文は、男女共同参画担当を兼務する橋本聖子五輪担当相と萩生田光一文部科学相宛て。森氏の発言は五輪憲章の原則などに大きく反し、東京大会のボランティア参加辞退の動きや国際的な批判が広がっているとし「進退を含め、国務大臣としての冷静で公正な判断を」と対応を促した。嘉田氏はこの日、2人で会派を組む永江孝子参院議員とともに内閣府と文部科学省を訪れ、要請文を手渡した。