武者にかみつく鬼首の浮世絵などが並ぶ会場(舞鶴市北吸・舞鶴赤れんがパーク3号棟)

武者にかみつく鬼首の浮世絵などが並ぶ会場(舞鶴市北吸・舞鶴赤れんがパーク3号棟)

 大江山の鬼退治伝説に登場する鬼首の浮世絵を集めた展覧会「丹後鬼づくし」が11日、京都府舞鶴市北吸の舞鶴赤れんがパーク3号棟で始まった。アニメ「鬼滅の刃」の人気で鬼に注目が集まる中、首を切られても武者に襲いかかる、迫力ある姿を見ることができる。

 市郷土資料館の企画展。与謝野町出身の実業家の丹後にまつわるコレクション「糸井文庫」から、酒吞(しゅてん)童子の物語をテーマにした江戸時代の浮世絵17点をえりすぐった。

 展示された浮世絵は、酒吞童子の鬼首が源頼光にかみついたり、火炎をふいたりして頼光一行に立ち向かう場面を描く。鬼滅の刃の鬼は首を切られると死ぬが、浮世絵では首は最後まで抵抗を見せている。

 作者は歌川国芳や勝川春亭で、大柄な酒吞童子に酒を飲ませ、寝込みを武者が襲う場面もある。同資料館は「2月は節分で鬼滅も脚光を浴びている。糸井文庫の鬼も知ってほしい」としている。入場無料。3月21日まで。