大津地裁

大津地裁

 滋賀県栗東市で昨年5月、金勝小3年の山下諄(しゅん)君=当時(8)=がダンプカーにはねられて死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた土木作業員の被告の男(42)の判決公判が12日、大津地裁であった。大森直子裁判官は、禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮2年6月)を言い渡した。

 大森裁判官は判決で、「横断する歩行者の安全確認は運転者として当然の義務にもかかわらず、漫然と運転した。職業運転手として過失の程度は重大と言わざるを得ない」と指摘した。一方「速度超過や信号無視などは伴わず、横断歩道の白線表示がほぼ消失するなどの状況も考慮すれば、同種事案の中で格段に悪質とは言えない」とした。

 判決によると、昨年5月20日正午すぎ、栗東市御園でダンプカーを運転中、信号のない交差点を、安全確認不十分のまま時速約34~40キロで進行。横断歩道を小走りで渡っていた近くの山下君に衝突し、頭蓋骨骨折に伴う傷害で死亡させた。