完成した大きなしめ縄を奉納し、万歳する地元住民(京都府宇治田原町立川)

完成した大きなしめ縄を奉納し、万歳する地元住民(京都府宇治田原町立川)

住民によって仕上げられていく大きなしめ縄(宇治田原町立川)

住民によって仕上げられていく大きなしめ縄(宇治田原町立川)

 1年間の厄よけと五穀豊穣(ほうじょう)を願って、地域の玄関口に置く大きなしめ縄を作る「神縄座(かんじょうざ)」が、京都府宇治田原町立川の糠塚(ぬかづか)地区で行われた。

 朝から地区の愛茗会館に住民約60人が集まり、新型コロナウイルス対策として屋外で制作した。稲わらで作った長さ約8メートル、太さ約20センチの縄3本を編んで本体となる大きなしめ縄を完成させ、前垂れと呼ばれる縄や樒(しきび)の葉を付けて仕上げた。

 民間信仰として受け継がれている神縄座は、毎年地域の奉賛会員らが担ってきた。地域の祭事を仕切る役目の「当屋」の引き継ぎも合わせて行われ、今年の当屋を務めた垣内彌壽孝さん(77)は「子どものときから見てきた。準備が大変だったけれど、今年はコロナよけもあるので気合を入れた」と笑顔で話した。
 できあがったしめ縄は、糠塚地域の玄関口の「神縄の杜」で、歴代のしめ縄の上に積み重ねられた。