イチゴ狩りを楽しむ来園者(滋賀県竜王町小口・いちご王国竜王)

イチゴ狩りを楽しむ来園者(滋賀県竜王町小口・いちご王国竜王)

イチゴ狩りの客が減り、新たな販路として店頭販売が始まったイチゴ(滋賀県竜王町薬師・三井アウトレットパーク滋賀竜王)

イチゴ狩りの客が減り、新たな販路として店頭販売が始まったイチゴ(滋賀県竜王町薬師・三井アウトレットパーク滋賀竜王)

 関西有数のイチゴの産地、滋賀県竜王町の道の駅「アグリパーク竜王」(同町山之上)と提携する九つの観光農園で、イチゴ狩りの来園者が新型コロナウイルスの影響で例年の半減になっている。旬を迎えた真っ赤な果実を一つでも多く食べてもらおうと、道の駅は町内の大型商業施設にイチゴ売り場を初めて出店するなど店頭販売に力を入れ始めた。

 同町は県内のイチゴ栽培面積の1割を占める。毎春人気を集めるイチゴ狩りは、最も客足が落ちた先月上旬には例年の8割減となった。

 最もおいしい時期を逃さないように、観光農園でとれたイチゴをパック詰めし、道の駅で店頭販売している。4月25日までの土日曜(3月20~28日、4月10、11日を除く)に町内の三井アウトレットパーク滋賀竜王にも出店。県外の来場者が多く、売り上げは好調という。

 観光農園「いちご王国竜王」(同町小口)によると、例年イチゴ狩りと店頭販売の売り上げは3対1だが今年は逆という。西村之宏代表(58)は「観光に来て一番おいしいとれたてを食べてほしいけれど、ご時世に合わせて家で食べるのも良いと思う」と話す。

 道の駅を運営する「みらいパーク竜王」は通販サイト「滋賀竜王まるしぇ」で販売を強化。B級品のイチゴを使った果実酢やお茶の開発にも力を注ぐ。清水正作駅長(72)は「せっかくとれたイチゴを一粒も残らず楽しんでもらいたい」と語る。

 イチゴ狩りは30分間食べ放題。中学生以上2千円、小学生1700円、幼児1500円。月曜休み。5月ごろまで。アグリパーク竜王0748(57)1311。