特別支援学級の廃止案が凍結された京都教育大付属京都小中(京都市北区)

特別支援学級の廃止案が凍結された京都教育大付属京都小中(京都市北区)

 京都教育大付属京都小中(京都市北区)の特別支援学級の廃止案が持ち上がっている問題で、京教大が案の凍結を検討していることが15日までに分かった。卒業生と保護者の有志や、市民団体などが存続を要望していた。京教大は「保護者や地域、文部科学省の意見を聞いて方向性を考えたい」としている。

 廃止案は、京教大が文科省の求めを受けて昨年10月にまとめた付属学校の規模縮小計画に盛り込まれていた。2024年度以降に募集停止の予定だったが、京教大は支援学級の廃止案だけを計画から外し付属幼稚園や付属高の学級数の削減、帰国生徒教育学級の廃止などの案は残す。凍結の理由について「市民から反対の声があったため」と説明する。

 計画の公表後、卒業生や保護者の有志でつくる「廃止撤回を求める会」などが存続の要望書を京教大に提出。元教員らでつくる市民団体も「特別なケアを必要とする子どもたちの学びの環境は『効率化』の圧力から守られるべきだ」として廃止反対の署名活動をしていた。

 付属学校の規模縮小計画の背景には、国からの交付金減額に伴う厳しい財政状況がある。事業の選択と集中を図る中で、支援学級が学生の教育実習先にならず、地域のモデルの役割が果たせていないとして廃止対象になっていた。