静かに試験開始を待つ受験生たち(16日午前9時12分、京都市北区・山城高)

静かに試験開始を待つ受験生たち(16日午前9時12分、京都市北区・山城高)

 京都府内の公立高で16日、2021年度入試の前期選抜が始まった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が府に発令中のため、会場では消毒液の設置や換気などの対策が取られた。受験生たちはマスク姿で志望校を目指して問題に取り組んだ。

 京都市北区の府立山城高では普通科を329人が受験した。教室の窓は2カ所で開けられ、コートを着たり膝掛けを利用したりして防寒する姿も見られた。最初の試験となる国語の問題用紙が配布される中、受験生は緊張した面持ちで開始の合図を待っていた。

 同高では当日までに教職員や在校生が感染しても会場の教室を確保できるよう、前日は休校、その前の土日曜も部活動を禁止して本番に備えた。山下勉副校長は「入試は生徒の人生を左右するので無事に終えたい」と話した。

 前期選抜は府立高と京都市立高の計58校で実施され、試験は一部の学科を除き国語と数学、英語の3科目。全日制は募集人員5174人に対し、1万575人が志願し、倍率は平均2・04倍。定時制は40人の募集に24人が志願した。

 17日も一部の学科などで試験があり、24日に合格者が発表される。