京都地裁

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 京都市左京区の不動産会社社長宅から現金1億円を奪ったとして、強盗致傷や住居侵入などの罪に問われた元国会議員秘書の男(46)の論告求刑公判が16日、京都地裁(入子光臣裁判長)であった。「犯行態様は極めて悪質」として検察側は懲役20年を求刑した。弁護側は無罪を訴え、結審した。判決は3月5日。

 検察側は最終論告で、会社社長の妻(63)に暴行や脅迫を加えれば容易に金を奪えると分かり、7年間で3回も犯行に及んで計1億2700万円を奪った上、不合理な弁解を繰り返して反省していないと非難した。

 弁護側は、1億円強盗事件で共犯として逮捕された女性=無罪=らが、被告の男から犯行告白を受けたとする証言が疑わしいと主張。物証が無く、不自然さが残る関係者の供述をつなぎ合わせて有罪を認定することはできないと訴えた。

 起訴状によると、2010年9月29日午後2時40分ごろ、宅配業者を装って左京区の社長宅に押し入り、社長の妻に刃物を突きつけ、結束バンドで両手を縛るなどして首や手首に軽傷を負わせた上、現金1億円を奪ったなどとしている。