野洲市役所

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 滋賀県野洲市の栢木進市長は16日、新型コロナウイルス支援として選挙公約に掲げていた水道基本料金の減免について、厳しい財政状況を理由に、未実施となっている残り2カ月分は減免を取りやめる方針を示した。

 栢木市長は昨年10月の市長選で水道基本料金を4カ月分減免する公約を掲げて初当選。昨年末の市議会で2カ月分減免する水道事業会計補正予算が可決された。残り2カ月分は年度が変わるため新年度予算案に計上する意向を示していた。

 市上下水道課によると、2カ月間の減免で約2千万円の収入減になるという。栢木市長は同日の市議会全員協議会で「新年度予算の審査をする中で財政状況が厳しく苦渋の選択だった」と述べた。市議からは「財源に余裕などあるはずがない中で減免を掲げたのに、今になって財源不足を理由に取りやめるのか」などの批判の声が上がった。

 市は今月25日開会の市議会定例会で、既に実施した減免による収入減約2千万円を、一般会計から繰り入れて補填(ほてん)する水道事業会計補正予算案を提案する。