京都地裁

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 京都府向日市のアパート駐車場で2019年、女性の遺体が見つかり住民や向日市職員ら3人が逮捕された事件で、傷害致死などの罪に問われた住人の男(57)の裁判員裁判の初公判が18日、京都地裁(柴山智裁判長)であった。男は起訴内容を認め、「被害者にはかわいそうなことをした」と述べた。

 起訴状によると、19年6月1日ごろ、アパートの自室で、同居していた大阪市住吉区の女性=当時(43)=の背中や太ももを多数回殴るなどして全身打撲の大けがを負わせ、外傷性ショックで死亡させたとしている。

 被告人質問で男は、女性と同居してから約束事の対応を巡っていらだち、暴力を振るっていたと陳述。事件当時も逆上して暴力を加えたとし、「途中で頭が真っ白になり、気付いたら(女性が)けいれんしていた」と話した。

 弁護側は、男が暴力を止められないことに悩み、治療を始めようとしていたとし、病気や障害の影響で心神耗弱状態だったと主張。検察側は、犯行時やその前後で合理的な行動をとっており、善悪の判断や行動を制御する能力に問題はなかったと指摘した。

 男は女性の遺体を駐車場などに放置したとして死体遺棄罪にも問われている。同事件で男と共謀し、同被告の担当ケースワーカーだった向日市職員=懲戒免職=ら男2人は有罪判決が確定している。