京阪電気鉄道は19日、ICT(情報通信技術)のモデル駅と位置づけた祇園四条駅(京都市東山区)で対話型の駅案内ロボットとIoT(モノのインターネット)カメラの実証実験を始めた。駅業務の効率化と駅利用客へのサービス向上を目指す。
案内ロボットは駅コンコースに設置。話しかけると、構内のトイレやコインロッカー、出入口の案内や乗り換え情報を教えてくれる。日本語、英語、中国語に対応する。改札口に設けたIoTカメラは、白杖や車いすを利用している人を自動検知し、駅係員の業務用携帯にリアルタイムで通知することで必要なサポートにつなげる。
実験期間は案内ロボットが3月末、IoTカメラが4月末までを予定。同社は「精度を確認した上で、今後の展開を検討したい」とする。