大津地裁

大津地裁

 女性7人を薬物入りの飲食物で昏睡(こんすい)させ、わいせつな行為をしたなどとして、準強制性交罪などに問われたデザイナーの男(45)=長浜市=の論告求刑公判が19日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれた。検察側は懲役20年を求刑、弁護側は一部無罪を主張し結審した。

 検察側は論告で、男が性的欲求を満たす目的で、睡眠薬を溶かした液体を携帯し、出会い系アプリなどで知り合った女性らの飲食物に混入するなどした、と指摘。意識を失った女性らにわいせつな行為をし、その様子を撮影して保存するなどし、「人格や尊厳を踏みにじる卑劣極まりない犯行」と批判した。

 弁護側は、女性2人の証言の信用性を否定した上で、「睡眠薬を摂取させておらず合意があった」などとし、2件については無罪と主張。起訴内容を認めた犯行については「関係を早く深めるためだった」などとし、男は最終意見陳述で、被害者らに「身勝手な行動で傷つけてしまい申し訳ない」と謝罪した。

 起訴状によると、2015~19年、当時20~40代の女性7人に対し、滋賀県内などで薬物を混ぜた飲食物を摂取させ、抵抗が困難な状態にするなどし、わいせつな行為をした、などとしている。