京都府福知山市の観光PRに努める「丹波福知山手づくり甲冑(かっちゅう)隊」が21日、大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で地元が取り上げられたことに感謝し、明智光秀を祭る御霊神社(同市西中ノ町)をお礼参りした。よろい姿の一行は、光秀の魂にドラマの成功を報告し、福知山のさらなる発展を祈った。
市民でつくる甲冑隊は、手作りのよろいを着て福知山城の案内や祭りに参加している。ドラマは7日に終了し、ゆかりの地を紹介する紀行のコーナーでは福知山が2回取り上げられ、「麒麟が来てくれてありがとう」とお礼を伝えようと企画した。
甲冑隊やサポーターの「福知山城明智衆」ら5人が参加し、拝殿前で手を合わせた。隊長を務める寺本吉勝さん(73)=同市東野町=は「ドラマで光秀のイメージが変わった。これを機に福知山がさらによい街になってほしい」と語った。